Call test8.addData(99, "ハワイ")
しかしレコードを追加する度に、プログラムを修正するのは面倒です。
そこで PREF_CD と PREF_NAME の値を、ユーザーがフォームから入力できるように、改良したいと思います。
今のフォームはそのままにして、新しくフォームを作成し、カスタマイズすることにします。カスタマイズとは、好みに合わせて作り変えることです。
でもほとんど同じフォームを、またゼロから作るのは無駄が多いです。そんな時は、Accessにはフォームをコピーする機能があるので、活用しましょう。
【1】Accessのファイル「SampleDB020.mdb」を起動します。
【2】フォーム「F100Test」を、マウスで右クリックします。
【3】コンテキストメニューが表示されたら、「コピー」を選択します。
【4】データベースウィンドウの中で、何も無い余白部分を右クリックし、「貼り付け」を選択します。
【5】フォーム名に「F101Test」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
【6】フォーム「F101Test」が作成されました。
【7】フォーム「F101Test」を選択し、「デザイン」をクリックします。
【8】デザインビューが開きました。
コピーなので、デザインはまったく同じです。コマンドボタンも配置済みです。
【9】VBEを起動するため、ツールバーにある「コード」をクリックします。
【10】VBEが起動しました。プロジェクト エクスプローラに、「F101Test」が表示されていることを確認してください。
【11】フォームが複数ある場合は、VBEのタイトルを見て、現在どのフォームが操作の対象となっているか、必ず確認するようにしてください。
【12】フォームをコピーすると、VBAのプログラムもコピーされていることに注目してください。
【13】もちろんフォームやコマンドボタンのプロパティの設定も、同じになっています。
・フォームのプロパティ
・コマンドボタンのプロパティ
【14】フォームの動作を確認しても、コピー元と同じように動きます。
【解説】
Accessでフォームをコピーすると、まったく同じデザインのフォームが作成されます。プロパティの設定も同じで、VBAのプログラムもコピーされます。
似たようなフォームは、コピーしてからカスタマイズすると、効率的に開発できます。
またフォームに大きな変更を加える前に、保存用としてコピーすることもあります。
コピーはよく使う機能なので、覚えておくと便利です。