・VBA(Visual Basic for Applications)
・VBE(Visual Basic Editor)
ただしフォームの場合、VBEを起動する方法がいくつもあります。そこで今回は、一通り体験してみることにしましょう。
Accessのファイル「SampleDB020.mdb」は、起動しておいてください。
■フォームのデザインビューからVBEを起動する方法
【1】フォーム「F100Test」を、デザインビューで開きます。
【2】Accessのツールバーから、「コード」をクリックします。
【3】VBEが起動しました。フォーム「F100Test」のモジュールが表示されています。
フォームのモジュールは、「Microsoft Access クラス オブジェクト」に含まれます。標準モジュールとは別だということに注意してください。
【4】ここまでの操作で、VBEの設定が変更されているので、「保存」してください。
■コントロールのプロパティからVBEを起動する方法
【1】フォーム「F100Test」を、デザインビューで開くところまでは、上記と同じです。
【2】コマンドボタン cmdAdd のプロパティを表示します。
【3】「イベント」タブを選択し、「クリック時」の「▼」をクリックします。
【4】「イベント プロシージャ」を選択します。
*ここにマクロが表示されることもあります。
【5】「...」(ビルド)をクリックします。
【6】VBEが起動しました。フォーム「F100Test」のモジュールが表示されています。
上記との違いは、既にクリック時のプログラムが、自動的に一部作成されていることです。
これをイベントプロシージャと言います。イベントプロシージャについては、後に詳しく説明します。
【7】ここまでの操作で、VBEの設定が変更されているので、「保存」してください。
■通常通りVBEを起動する方法
【1】VBEは「Altキー」+「F11キー」で、直接起動できます。標準モジュールの場合と同じです。
ただし一度目は、フォームのモジュールが、表示されないことがあります。
その場合は、上記2つのどちらかの方法で、フォーム「F100Test」のモジュールを表示した後に、いったん「保存」してください。2回目からは、直接起動してOKです。
【解説】
(1)コントロール(部品)のプロパティから起動する方法は、フォームのプロパティでも同様で、イベントタブが用意されています。余裕がある人は、確認してみてください。
(2)あなたが使いやすい方法で、VBEを起動してかまいません。レポートのモジュールを表示する場合も、まったく同じ要領です。
フォームやレポートを作成中なら、最初に説明した方法が便利です。