Access VBA SQL文を使った検索、追加、更新、削除の動作確認。

前回作成した VBA の標準モジュール「test8」の動作を確認してみましょう。

標準モジュールに、同じ名前の Subプロシージャが定義されています。そのため Subプロシージャ の実行方法が、今までと少し違いますので注意してください。


【1】Accessのファイル「SampleDB020.mdb」を起動し、テーブル「T01Prefecture」を確認します。

access-vba-257.gif

「47 沖縄県」の後ろにレコードが無い状態にしてください。


【2】VBE を起動して、標準モジュールの test8 を表示します。

access-vba-258.gif

*VBEは「Altキー」+「F11キー」で起動できます。


まず最初に、わざとエラーを出してみましょう。

【3】イミディエイト ウィンドウから dispData() を実行してください。

call dispData()

access-vba-259.gif


【4】エラーメッセージが表示されます。「OK」ボタンをクリックします。

access-vba-260.gif

これは標準モジュールに、同じ名前のプロシージャが複数あるため、コンピュータがどのプロシージャを実行してよいのか、判断できないからです。


【5】次は「標準モジュール名.プロシージャ名」の形式で、明確に指定します。

call test8.dispData()

access-vba-262.gif

「.」ドットまで入力すると、入力候補が表示されます。

access-vba-261.gif


【6】今度はちゃんと実行することができました。

access-vba-263.gif


【7】次の操作のために、イミディエイト ウィンドウをクリアします。

access-vba-264.gif


【8】イミディエイト ウィンドウから addData() を実行してください。

call test8.addData(99, "ハワイ")

access-vba-265.gif


【9】レコードを追加しました。

access-vba-266.gif


【10】イミディエイト ウィンドウをスクロールして、レコードが追加されていることを確認してください。

access-vba-267.gif


【11】テーブル「T01Prefecture」でも確認してください。

access-vba-268.gif


【12】同じ要領で、イミディエイト ウィンドウから editData() を実行してください。

call test8.editData(99, "グアム")

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【13】イミディエイト ウィンドウから deleteData() を実行してください。

call test8.deleteData(99)

access-vba-270.gif


【14】イミディエイト ウィンドウから seekData() を実行してください。

call test8.seekData(8)

access-vba-271.gif


【15】要領が掴めたら、好きなように、レコードを検索、追加、更新、削除してみてください。

*1~47のレコードはそのままで。練習用にレコードを追加してから行なってください。


【ワンポイント】
プロシージャの引数を使って組み立てられるSQL文を、イミディエイト ウィンドウに表示しています。どんなSQL文になるのか、確認しながら練習すると、理解が深まります。

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