標準モジュールに、同じ名前の Subプロシージャが定義されています。そのため Subプロシージャ の実行方法が、今までと少し違いますので注意してください。
【1】Accessのファイル「SampleDB020.mdb」を起動し、テーブル「T01Prefecture」を確認します。
「47 沖縄県」の後ろにレコードが無い状態にしてください。
【2】VBE を起動して、標準モジュールの test8 を表示します。
*VBEは「Altキー」+「F11キー」で起動できます。
まず最初に、わざとエラーを出してみましょう。
【3】イミディエイト ウィンドウから dispData() を実行してください。
call dispData()
【4】エラーメッセージが表示されます。「OK」ボタンをクリックします。
これは標準モジュールに、同じ名前のプロシージャが複数あるため、コンピュータがどのプロシージャを実行してよいのか、判断できないからです。
【5】次は「標準モジュール名.プロシージャ名」の形式で、明確に指定します。
call test8.dispData()
「.」ドットまで入力すると、入力候補が表示されます。
【6】今度はちゃんと実行することができました。
【7】次の操作のために、イミディエイト ウィンドウをクリアします。
【8】イミディエイト ウィンドウから addData() を実行してください。
call test8.addData(99, "ハワイ")
【9】レコードを追加しました。
【10】イミディエイト ウィンドウをスクロールして、レコードが追加されていることを確認してください。
【11】テーブル「T01Prefecture」でも確認してください。
【12】同じ要領で、イミディエイト ウィンドウから editData() を実行してください。
call test8.editData(99, "グアム")
【13】イミディエイト ウィンドウから deleteData() を実行してください。
call test8.deleteData(99)
【14】イミディエイト ウィンドウから seekData() を実行してください。
call test8.seekData(8)
【15】要領が掴めたら、好きなように、レコードを検索、追加、更新、削除してみてください。
*1~47のレコードはそのままで。練習用にレコードを追加してから行なってください。
【ワンポイント】
プロシージャの引数を使って組み立てられるSQL文を、イミディエイト ウィンドウに表示しています。どんなSQL文になるのか、確認しながら練習すると、理解が深まります。