・Subプロシージャ 戻り値を返さない
・Functionプロシージャ 戻り値を返す
Subプロシージャが処理を行なうだけなのに対し、Functionプロシージャは処理した後に値を返します。Subプロシージャの中から Functionプロシージャ を呼び出して使うことが多いです。
今回は標準モジュールの作成、実行の復習も兼ねていますので、思い出しながら行なってください。
【1】Access で VBEを起動します。
*VBEは「Altキー」+「F11キー」で起動できます。
【2】プロジェクト エクスプローラの 標準モジュールを、マウスで右クリックし、コンテキストメニューから「挿入 → 標準モジュール」を選択します。
【3】標準モジュールが追加されました。モジュール名はまだ仮の名前です。
【4】以下のように「Functionプロシージャ」を入力してください。
Function calc(a As Integer, b As Integer) As Integer
calc = a + b
End Function
*プログラムの意味については、後に説明します。
【5】Functionプロシージャ を呼び出すための Subプロシージャ を2つ作成します。
Sub main()
Dim ans As Integer
ans = calc(1, 2)
MsgBox ans
End Sub
Sub main2()
MsgBox calc(10, 20)
End Sub
【6】2つのSubプロシージャを、それぞれ実行してください。
・main()の実行結果
・main2()の実行結果
ここまでの作業を保存しましょう。
【7】ツールバーにある「上書き保存」ボタンをクリックします。
【8】モジュール名に「test2」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
【9】プロジェクト エクスプローラの標準モジュール名が確定しました。
【10】データベースウィンドウの「モジュール」にも反映されています。
今回のプログラムについては、次回に詳しく解説します。