Access VBA Functionプロシージャを作成する方法。

VBA では、戻り値を返す Functionプロシージャ を定義することもできます。Subプロシージャと共によく使われます。

・Subプロシージャ 戻り値を返さない
・Functionプロシージャ 戻り値を返す

Subプロシージャが処理を行なうだけなのに対し、Functionプロシージャは処理した後に値を返します。Subプロシージャの中から Functionプロシージャ を呼び出して使うことが多いです。

今回は標準モジュールの作成、実行の復習も兼ねていますので、思い出しながら行なってください。


【1】Access で VBEを起動します。

access-vba-81.gif

*VBEは「Altキー」+「F11キー」で起動できます。


【2】プロジェクト エクスプローラの 標準モジュールを、マウスで右クリックし、コンテキストメニューから「挿入 → 標準モジュール」を選択します。

access-vba-82.gif


【3】標準モジュールが追加されました。モジュール名はまだ仮の名前です。

access-vba-83.gif


【4】以下のように「Functionプロシージャ」を入力してください。


Function calc(a As Integer, b As Integer) As Integer
  calc = a + b
End Function


access-vba-84.gif

*プログラムの意味については、後に説明します。


【5】Functionプロシージャ を呼び出すための Subプロシージャ を2つ作成します。


Sub main()
  Dim ans As Integer
  ans = calc(1, 2)
  MsgBox ans
End Sub

Sub main2()
  MsgBox calc(10, 20)
End Sub


access-vba-85.gif


【6】2つのSubプロシージャを、それぞれ実行してください。

・main()の実行結果
access-vba-86.gif

・main2()の実行結果
access-vba-87.gif


ここまでの作業を保存しましょう。

【7】ツールバーにある「上書き保存」ボタンをクリックします。

access-vba-88.gif


【8】モジュール名に「test2」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。

access-vba-89.gif


【9】プロジェクト エクスプローラの標準モジュール名が確定しました。

access-vba-90.gif


【10】データベースウィンドウの「モジュール」にも反映されています。

access-vba-91.gif


今回のプログラムについては、次回に詳しく解説します。


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