VBAはExcelなど、他のマイクロソフト社製 Officeアプリケーションソフトでも使うことができます。
例えば、ExcelでもVBAを使ってプログラミングをする人は多いです。
では、わざわざAccessでVBA言語を学ぶことには、どんなメリットがあるのでしょうか?
何といってもAccessはデータベースなので、
データの蓄積や加工、利用面、応用範囲の広さで優れています。
特に業務システムを作るには、最適なアプリケーションソフトです。
AccessはExcelよりも、本格的なシステムを構築できるのが、最大のメリットです。
Accessには、クエリーやマクロといった優れた機能があるので、
わざわざVBAでプログラミングしなくても、ある程度のシステムは作れてしまいます。
何故プログラミングが必要なのか?
確かに初心者にとっては、プログラミングを書くことなく処理を行えるマクロは便利です。
クエリーもGUIによって視覚的にデータベースを操作できます。
しかし、システムで細かい制御が必要になってくると、
クエリーやマクロだけでは、限界があります。
その点、VBAではSQL文を自由自在に組み立てたり、
SQL文を通して、データベースを強力に操作することができます。
画面上の部品のコントロールも自在。
もちろんVBAはプログラミング言語なので、処理の繰り返しや自動化は大得意です。
VBAで書いたプログラムやSQL文は、全体を見渡しやすいので、
慣れてくると、こちらのほうがパッと見、分かりやすいくらいです。
つまり、Accessでのシステム構築に慣れてくるほど、
VBA言語やSQL文を使ったプログラミングのほうが、
どんな処理をやっているのか、一目で分かる、処理が明確だというメリットがあるのです。
分かりやすいシステムのほうが、後々の改良、メンテナンスもし易いと言えます。